こんにちは!
アラフォー主婦ひさこです。
かれこれ15年転勤族の妻をやっております。
これまでに20回近い引越しを繰り返し数々の失敗を経験してきました。
人事異動発令後、限られた時間の中、見知らぬ土地の物件を、手探り状態で探さなければなりませんからね。
そんな苦い経験だらけの転勤族だからわかる賃貸物件の探し方を公開します。
これから引越しする方の参考になれば嬉しいです。
※安心な大手不動産サイト
賃貸物件探しの流れ
引っ越すまでにいくつかやるべきことがありますよね。とくに転勤族は人事異動が発令するとこれらすべてを短時間でやらなければなりません↓
引越し完了までの大まかな流れ
- ネットで引越し先の情報収集
- 賃貸物件、学区情報、治安、物価調べ
- 住むエリアを絞る
- 不動産会社に物件探しを依頼(※転勤族の場合)
- 条件の精査、入居時期の調整
- 引越し業者の見積もり依頼
- 引越し訪問見積もり
- 賃貸物件探し(ネットorメールorFAX)
- いくつか候補を絞る
- 現地見学&契約
- 引越し準備
- 電気、ガス、水道手続き(ネットから)
- ネット手続き
- お別れ会(子供、ママ友、会社など)
- 子供の学校手続き
- 習い事手続き
- 転出、郵便物転送手続き
- 引越し当日
ざっと挙げてもこれだけあります。
しかも、転勤族の場合内示があれば1カ月、なければ2週間でやらなければなりません。
2週間そこらで転居先を決めるのは至難の業です。
どれだけ入念に調べても必ず1つや2つ落とし穴がありますからね。
では、実際どんなポイントに気を付けながら物件を探すのか?
ご覧ください。
物件を探すコツ
物件を探すにはいくつかのコツがあります。
中でも絶対におさえておきたいポイントを物件探しの順番に並べてみました。
1.希望エリアを3つに絞る
住居をどこにするかある程度エリアを絞らなければ、それだけ探すのに時間がかかってしまいます。
具体的には以下の条件を元にエリアを絞ります。
- 会社からの距離
- 学校からの距離
- 最寄り駅からの距離(自転車通勤するなら駅の駐輪場)
- スーパーやコンビニ、銀行からの距離
- 川や山からの距離
- 地盤の強さ(洪水、地震対策、ハザードマップ)
できればPCやスマホで地図を視覚的にとらえることが重要です。生活圏を把握しておけば、実生活でのギャップを最小限に抑えられますからね。
2.希望条件を整理する
この時点ではやや難しめの条件を設定します。ある程度厳しいほうが不動産会社の営業さんは頑張ってくれますから^^家賃なら予算より5千円~1万円低めに設定すべきですし、条件を緩めてはいけません。仮に10万まで出せてもあえて9万にすべきです。それでもムリなときにこそ10万で妥協しましょう。ひさこの経験によると家賃交渉すれば2千円~5千円下がることが多いです。
希望条件(例)
- 家賃9万まで(管理費込み)
- 室内洗濯機置場あり
- ペット可
- 間取り3LDK
- 駐車場込み
- 駅から徒歩8分以内
- 2階以上
- エレベータあり
- オートロック付
- TVモニター付インターホン
- 防犯シャッター付
- 追い炊き機能あり
- 独立洗面台
- シャンプードレッサー
- バス・トイレ別
- インターネット
- 浴室乾燥機
- 床暖房
- エアコン
- ウォークインクローゼット
- 収納
- 定期借家契約物件は×(期限付きの物件)
- その他
この中からトップ10に絞り込み優先順位もつけておきましょう。どれなら妥協できるか?予め考えておいた方がスムーズに決断できるので。
3.ネットで相場を知る
2つ以上の検索サイトで条件を定めて探します。比べて初めて相場や物件数がわかりますからね。相場がわかればのちの家賃交渉で有利になるためできるだけたくさんの物件情報を見ておきましょう。
マンション2LDK 相場8万前後
アパート 3DK 相場7万前後
マンション3DK 相場7万前後
アパート3DK 相場6.5万前後
※我が家の場合、DOOR賃貸で物件を検索して相場をつかみます。で、気になる物件があればそのまま問い合わせています。
大手なので安心です^^
4.流通物件を見極める
複数のネットを検索していると「あれ、これさっきも見た!」と思う物件ってありますよね。それを「流通物件」と呼びます。
複数の不動産会社で扱っている物件で、大抵が人気のない物件です。複数で扱っているのにも関わらず売れ残っているからこそ、ネットで何度も見かけるわけです。
なかには、最初から物件のオーナーが複数の不動産会社に依頼してるケースもありますが、掲載日時が古くて何度もお目にかかる物件はやはり人気がないと思った方が良いです。
ですから、ひさこも流通物件を見つけたら除外するか、家賃交渉してかなり値切れそうなら候補に残すようにしています。
5.複数の不動産会社を利用する
不動産会社との交渉を有利に進めるためには、ライバルの存在が必要です。「他にも迷っている物件がある」と伝えることによって「あ、この客は初めてじゃないな。」と相手も構えますからね。お客さんを逃がさないように頑張って契約に持ち込みたがります。
とくにネットで見つけた物件が既にふさがっている場合は、会社が持っている物件をガンガン提案してきます。
そこで他にもライバルがいたほうが、比較対象にもなるし、交渉に応じる可能性がグッと高くなります。
6.「松竹梅」のからくりに注意する
実は不動産会社が物件を紹介する際、裏テクニックがあります。ズバリ!「松竹梅」の鉄則です。
松はあえて予算より高くて素敵な物件を見せて「ああ、こんな素敵な物件を持ってるんだ。」と客を信用させつつ夢を持たせます。
梅は逆にあえて安くて見た目のよくない物件を見せて「ここには住めないな。」と思わせます。
そして最後に竹=予算相応の物件を見て「ここなら住めそうだな」と思わせる。
このようなテクニックを使います。
不動産会社のペースに引き込まれないためには、2つ以上の会社の物件を持っておくべきです。相場を知ってるとアピールになるし、ライバルがいれば「松竹梅」テクニックなんて使ってる場合じゃありませんから。
7.地元の不動産会社にも問い合わせる
家主さんの中には、地元の不動産にだけ物件斡旋を委託している方がいます。昔からの付き合い重視だったり、地域に密着した不動産こそ信頼できますからね。つまり、物件全部がネットに載っているわけではありません。
ですから、大手検索サイトで見つからないときは、地元の不動産会社にメールで問い合わせてみるのもアリです。ひさこは大阪で地元の不動産にお世話になった経験があります。なかなかネットで見つからない上に、時間も迫っていたのでとても助かりました。丁寧で地元を良く知っているジェントルマンでした^^
8.譲れない条件を決める
ここまでくると物件を絞る込む段階です。ところが、なかなか絞れないんですよね~。かといって直感や見た目を優先してしまうと必ず後悔します。
まずは条件から絞り込みましょう。家賃なのか、オートロックなのか、間取りなのか、立地なのか。本来の希望に立ち戻って客観的に判断することが大切です。
9.物件候補を5つに絞る
条件を絞り込んだら物件を絞り込みます。1日で見学できる数はせいぜい5~6件ですから。
絞り込まずに不動産会社に行けば、不動産会社が絞り込もうとするか、新たな物件を提案されて、余計に悩んでしまうのがオチです。
ですから、予め自分たちの視点でふるいにかけておきましょう。
10.現地見学する
見学時のポイントは次で詳しく説明します。
11.家賃交渉を条件に1つに絞り込む
不動産会社はこちらが契約する意思を見せないと、家賃交渉してくれません。せっかく家主さんに家賃を下げて貰ったのに「やっぱり契約しません!」じゃメンツ丸つぶれですからね。なので、「希望通り交渉できたら契約するよ」と意思表示しましょう。「2千円下げたらすぐに契約する!」これならその場で家主さんに連絡して交渉してくれます。
以上が物件探しのコツでした^^
物件探しは情報戦です。
どれだけ情報を持っているか?
持ってるよ!とアピールできるか?
これにかかっています。
続いては、見学時にチェックしておきたいポイントです。
ご覧ください。
見学時のチェックリスト
物件をとりまく環境(外覧)と、物件内部(内覧)に分けてまとめてみました。カッコ内はチェックしてわかることを書いています。
外覧
騒音
- 幹線道路沿い(車の騒音)
- 公園、学校の有無(子供の声)
- お隣、上階(住人のモラル)
- ペット(吠え具合)
- 貯水タンク(モーター音)
- 室外機(場所、音)
- 駐輪場の位置(隣だと出入りが音がする)
駐輪場
- 位置(部屋からの距離)
- 並べ方(管理状況)
- 放置自転車の数(住民のモラル)
- 自転車の種類(子供の有無)
共有スペース
- 階段(管理状況、住民モラル)
- 廊下(管理状況、住民モラル)
- ゴミ捨て場(管理状況、住民モラル)
※住民のモラルや管理会社のメンテ具合がわかる。
セキュリティ
- 防犯カメラの設置状況(多すぎても治安が悪い)
- 掲示板(空き巣、窃盗件数、住民トラブルの有無)
- 鍵交換(済みか未だか)
関連記事:一人暮らしの防犯対策。カメラとグッズで侵入リスクを回避
駐車場
- 位置(駐車しやすいか)
- 屋根(雨風しのげるか)
- アスファルト(泥はねしないか)
会社、学校
- 通勤時間(実際に行ってみる)
- 通学時間(実際に行ってみる)
駅、お店
- スーパー、コンビニ(実際行ってみる)
- 駅の駐輪場(自転車通勤の場合、料金もチェック)
隣人
- 洗濯物(ジロジロ見ないように^^家族構成がわかる)
- ドア、窓(整備具合)
- 境界線の使い方(隣人モラル)
管理人(管理会社)
- 住居(程よく離れている方がいい)
- 性格、人柄(過干渉は×、距離感が大事)
- 同一建物は×(イロイロと面倒)
部屋の空き状況
- ベランダ側(洗濯物やカーテン無しは空室)
- ポスト(郵便物が入ったまま)
- 角部屋(通常は角部屋から埋まるので空室は人気がない?)
※空きが多いと家賃交渉に有利
内見
部屋の現況(気になる場合は不動産会社に相談)
- クリーニング(済みか未だか)
- 消毒(済みか未だか)
- 冷蔵庫置き場の面積(計測も)
- 置き荷物(管理状況)
- エアコン(古いなら新しくしてもらえるか)
- TVモニター付きインターホン
- 光コンセントの有無(ネットが比較的すぐに使える)
月額が安くて、定額で、解約金がなくて、契約期間の縛りのない光回線enひかり(光コラボレーションモデル)マンションタイプなら月額3520円
新規の場合、工事が必要になるケースもあるので、光コンセントが使えると工事費を押さえられる(詳細は申込ページでご確認を)enひかり申込ページ
関連記事:単身赴任におすすめのインターネット!月3千円台解約金なし契約
間取り
- 収納(広さ確認)
- ベランダ(軒の有無、広さ確認)
- 窓の数(できれば高さも。事前にカーテンを用意できるため引っ越し後外から丸見えにならない)
- TVモニター付きインターホン(勧誘や不意な来客をいち早く察知)
- エアコン(部屋数と比較、足りない場合は交渉もあり)
エアコンは重要!
エアコンの数と新しさは意外と大事。なければ1台5万~かかるし、古いと電気代がかさむ。月数千円かわることもあるので賃貸料に匹敵する!
水回り
- 洗濯機
- キッチン
- 浴槽
- シャワー
- 給湯機の有無
※許可が出たら水の出具合もチェック!
臭い(気になる場合は不動産会社に相談)
- 水回り(とくに下水道)
- 部屋全体
- 建物全体
- 隣人
防音
- 壁の厚さ
- 壁の素材(軽鉄、コンクリート)
- 二重サッシ
- 防犯シャッター(雨戸)
その他
- 扉の立て付け具合
- シミや傷の有無
- 周囲にお墓はないか
- 何の跡地か(病院やお墓はちょっと・・・)
けっこう沢山ありますね^^;
出来る限り見学時にチェックしておくと安心です。気になる事は見学時に全部聞いて、必要ならお願いもしておきましょう。
関連記事:オンライン内見体験レポ!部屋探しアプリ注意点、聞くこと、方法
物件探しの時期
最後に、物件探しの時期についてお話しします。
我が家は転勤族!年中経験があるため、時期によってこうも違うのか!とリアルに体験した口です(;^_^A
その中でおすすめする時期は1位:1月、2位:9月あたりですね。
3月、4月は新生活のピーク。その一歩手前を狙うと物件数も多い上に、不動産会社も比較的本気モードで接してくれます。
7月8月はみなさん暑くて物件探しを敬遠しがちです。つまり9月に始めればその分空き物件が多くなりますからね。
引越する時期が決まっている場合は、少なくとも1ヶ月前には動き出したいところです。良い物件はすぐに埋まっちゃうし、逆に物件がないときはしばらく待つことも大事なので^^
ある程度エリアが決まったら、引越しの無料一括見積もりスタートしておいたほうが安心です。とくに繁忙期は早め早めが吉となります。
ここは大手引越社が沢山入っているので安心&効率的です。
賃貸物件の探し方まとめ
転勤も含め20回引っ越してきましたが100%満足できた物件はほとんどありませんでした。
それぐらい、物件探しって難しいんですよね。
少なくとも、物件を探すコツ、物件を選ぶポイント、物件を見る目の3つは必要です。
限られた時間の中、できるだけ多くの情報を集めて、少しでも納得できる物件を見つけたいですからね。
これから引越し予定のある方が、ステキな物件に出会えると嬉しいです^^
応援しています!
追記:毎回お世話になっているサイト
上記は大手で物件数も豊富。気に入った物件があったらすぐに問い合わせてます。人気の物件はすぐに埋まるので、スピード勝負。
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