こんにちは!
主婦ひさこです。
ところでお子さんは熱中症大丈夫ですか?
実は、息子が終業式で熱中症になりまして^^
サウナみたいな体育館で10分ぐらい先生の話を聞いていたところ、途中から気分が悪くなってふらふら状態。
なんとか先生に訴えて事なきを得ました。
一昔前なら「ご飯をちゃんと食べなさい!」で終わってたことでも、気温35度超える日が普通になってくると、ただ息子に活を入れるだけでは終われないなって思うように。
そこで今回は「こどもの熱中症」についてリサーチしてみました。
小さなお子さんのいるママさんの参考になれば!
30年前の昔
わたしが子供だった頃、日本で一番熱い場所は沖縄だったし、九州ですら30度超えるとメチャクチャ熱い!と思っていました。
実際、当時の最高気温を調べてみると・・・・
沖縄 1985年は32度 2018年は33度
東京 1985年は34度 2018年は39度
愛知 1985年は36度 2018年は40度
大阪 1985年は37度 2018年は38度
青森 1985年は32度 2018年は34度
福岡 1985年は36度 2018年は38度
意外と暑いと思われていた沖縄はそれほど暑くなく、その他の都道府県は大きいところで5度ぐらい気温がUPしていることがわかりました。
しかも、昔は35度を超える猛暑日が夏に1〜数回だったのに、今は連日猛暑が続いています。
なのに、5度低かった当時の基準で今の夏を過ごそうとすると、熱中症で倒れたり、熱射病で命を落とことになりかねません。
正直、子を持つ親としては毎日ヒヤヒヤするし、悲しいニュースが流れるたびに、とてもやりきれない気持ちになります。
2018年の今
今や35度を超える猛暑日や40度を超える酷暑日(ニュースで”酷暑日”と報道があったので使いました^^)が日本のいたるところで発生しています。
30度前後なら、プールに入って涼んだり、スイカを軒先で食べて涼んだり、学校の水道で水をがぶがぶ飲めば、元気に過ごせたかもしれません。
でも、35度超えればもう無理です。
1度熱中症になってしまうと、クーラーをガンガンきかせた室内で1秒でも早く体の温度を下げなければ、どんどん容態は悪くなりますからね。
なのに、昔の習慣を今も受けついでいる学校も↓↓
- 体育館に集合して全体集会(風通しが悪くクーラーなし。容態の変化を告げにくい)
- クーラーなしで授業(導入率は地域格差がある)
- 水筒の制限(お茶だけOK、ポカリはNGなど)
- 水分補給の制限(先生の許可があったときのみなど)
- 部活動や課外授業の実施(猛暑日、酷暑日)
- 水泳授業の実施(プールでのぼせる。脱水の危険)
もちろん、すべての学校ではありません。
でも、一部の学校で認識が甘いと思わざるをえないような場面に出くわしたり聞いたりするのも事実です。
何とか全国規模の対策を早急に作って欲しいと切に願います。学校別に対応するにも限界があると思うので。
「何か起きてからじゃほんとに遅い!」
心底そう思います。
都道府県別の熱中症対策
で、実際どんな対策を実施しているのか?
子供が通っている地域以外の事例も気になったので調べてみました。
- 運動会に「ミストシャワー」を5台設置して暑さ対策実施(岡山県)
これは夏にかかわらず導入してほしい!とくに校庭が狭くてテントの設置ができない学校は、日陰がないので、ミストシャワーがあると安心。
- 暑さ指数5段階レベルのカードを学校に設置して警告(岡山県)
保護者や教員だけでなく、子供自身が気温の変化を意識して、自分の体を守る教育も重要なんだとハッとしました。
- 大型製氷機やウォータークーラーー設置(岡山県)
部活動の飲料水や、アイシングの材料として活用。ぜひ全国で導入してほしい事例です!
- 夏休みの学校プール中止(岐阜県)
涼しいはずのプールがまるで温泉につかっている状態に。割と短時間でのぼせて熱中症や脱水症状になりかねないので、中止の決断は正しいと思いました。
- 小学校全教室にエアコン設置(福岡市、久留米市)
福岡県は公立小学校の約65%でエアコン設置済み。全国平均の50%より上回っている。
すでに熱中症対策に取り組んでいる学校や都道府県はあるんです。熱中症ありきのスタンダードを是非全国展開していって欲しいですね。
熱中症対策
とはいえ、学校の対策をまっているだけでは熱中症は予防できません。
- 今すぐ自分でできること。
- 子供に教えられること。
自分で自分の身を守るための熱中症対策を調べてみました。
パーフェクトとはいかないまでも、何も知らずに、しないよりは良いはずです^^
熱中症の3段階レベルを把握
厚生労働省によると、熱中症には3段階レベルがあります。
- 軽度:めまい、立ちくらみ、大量の汗など
- 中度:頭痛、嘔吐、吐き気、虚脱感など
- 重度:意識障害、けいれん、運動障害など
軽度の初期症状だけ、かつ自力で水を飲める場合は回復の可能性が高いけど、呼びかけに応じなかったり、水分をとれない中度〜重度は救急搬送が必要になってきます。子供の状態をしっかり見て、躊躇せずに決断しないといけないですね。(参考:環境省HPより)
とくに、集団でいるときや、没頭しがちな競技中などは、子供から「きつい」「しんどい」と声を上げにくかったり、自分で気づけなかったりします。
なので、周りがしっかり見守ることも熱中症予防には重要なポイントですね。
決まった時間に水分、塩分補給
遊びに没頭すると、水分補給も忘れがちです。我が家では少しでも熱いと思う日は15分に一度水分を取る!と決めています。
あと、熱中症気味になったらすぐに飲めるようにOS1を常備しています。普段飲むと薄味でまずい!と言っていましたが熱中症気味の時に飲むと味が濃く感じたそうです(;^ω^)
エアコンを使う
以前はもったいないからと極力使わないように教えてきましたが、数年前からは無理せずにエアコンをつけるように変えました。
熱中症まとめ
一般的には、体の深部の温度が40度を超えた状態で30分以上経過すると命の危険が高くなるといわれています。
よって、40度を超えたらただちに水風呂に体ごとつからせて1秒でも早く体温をさげる応急処置がなされている国もあります。
つまり、重要なのは熱中症対策だけでなく、熱中症が危険だ!という認識を日本に浸透させること。
そうすれば、熱中症にかかる子供の数を減らせるだけでなく、かかった子供の命も救えるはずです。
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